【BMWでも起こる】低速でハンドルを切ると「ゴリゴリ/ボリボリ」と音がする原因と対策まとめ
輸入車に乗っていると、駐車場などの低速+大きくハンドルを切る場面で、
「ゴリッ」「ガガガッ」「ボリボリ」という独特の音が出ることがあります。
最近、ポルシェオーナーのブログ「Panamera-Life」でも同じような現象が紹介されていました。
実はこれ、BMWでも普通に起こる“仕様レベルの現象”で、故障ではないことがほとんどです。
■ なぜBMWで「ゴリゴリ音」が出るの?
Panamera-Lifeで紹介されていた原因を簡潔にまとめると、主に以下の3点が関係しています:
① ステアリングジオメトリーの違い(パラレル寄り)
一般的な国産車は「アッカーマンジオメトリー」という、
タイヤがコーナーに自然に向くように調整された方式を採用しています。
しかしBMWやポルシェなどは旋回性能・応答性を優先したセッティングのため、
超低速+大舵角ではタイヤが路面を“少し横に滑る”ことがあり、これが
ゴリゴリ音の正体です。
② 大径ホイール・ワイドトレッド・低扁平タイヤの影響
BMWはほとんどのモデルでタイヤ剛性が高いスポーツ系タイヤを採用します。 ・ランフラット(RFT) ・低扁平(35〜45) ・大径ホイール(19〜22インチ) などはタイヤのたわみが少なく、滑り始めの音が出やすい特徴があります。
③ 冬場・冷えたタイヤで起こりやすい
元記事でも強調されていましたが、タイヤが冷えて硬いと、
ハンドルを切った際にブロックが路面に引っかかる → 剛性の高いゴムがバラッと滑る
このメカニズムで「ゴリッ」という音が発生します。
■ BMWで実際に“起こりやすい車種”
以下のモデルは特にゴリゴリ音が出やすい傾向があります:
- BMW 3シリーズ(Mスポ系、G20)
- BMW 4シリーズ(Mスポ系)
- BMW 5シリーズ(ランフラット装着車)
- BMW X3 / X4(特にM40i)
- BMW X5 / X6(21〜22インチ装着車)
- BMW Mモデル全般(M3/M4/M5/M8/XM etc)
特に以下の条件が揃うと高確率で音が出ます:
- 冬の朝(タイヤ冷間)
- 地下駐車場で強く切り返し
- 濡れたコンクリ・ペイント路面
- ランフラットタイヤ装着時
■ 故障ではない“正常な音”の判断基準
以下ならほぼ100%仕様レベルで問題なし:
- 必ず「低速+大舵角」でのみ発生
- ある程度スピードが出ると消える
- 暖まると音が減る
- ステアリングが取られたりしない
=BMWでは“普通にある現象”なので安心してOKです。
■ 逆に「点検したほうがいい」ケース
次の症状がある場合はディーラーで点検を推奨:
- まっすぐ走っている時でも音がする
- ステアリングを切った時にガタッと振動する
- ハンドルが戻りにくい
- 片減り・異常摩耗がある
この場合はタイロッド・ブッシュ・ベアリングなどの可能性もあり。
■ BMWで「ゴリゴリ音」を減らす実用的な対策
① タイヤ空気圧を適正値にする
冷間時に規定値より0.1〜0.2高めになっていると、 さらに硬くなる → 音が出やすい。
② ランフラット → ノーマルタイヤへ変更(効果大)
柔らかいノーマルタイヤにすると一気に音が減ります。 BMWオーナーの間では定番の改善策。
③ 低温時は走り出しで無理に大舵角を使わない
タイヤが暖まれば音は自然に弱くなります。
■ まとめ:BMWの「ゴリゴリ音」は“仕様”のことが多い
Panamera-Lifeで紹介された通り、
スポーツ寄りのステア設計 × 大径ホイール × 冷えたタイヤ
この条件が揃うとどの輸入車でも起こる現象です。
BMWだからこそ出る音でもあり、
決して異常ではない場合がほとんど。
ただし、直進でも音が続く・振動がある → 点検推奨。
BMWオーナーなら一度は経験するこの「ゴリゴリ音」。 しっかり仕組みを知っておくと安心して乗れます。