✅ スコーピオンラリーSTRとは?|ピレリが誇る“ハイブリッド系アドベンチャータイヤ”

スコーピオンラリーSTR(SCORPION™ Rally STR)は、イタリアのタイヤメーカー「ピレリ(PIRELLI)」が手がける、オンロード性能とオフロード性能を高次元で両立させたアドベンチャーバイク向けのブロックパターンタイヤ。

従来のオフタイヤとは一線を画す“トレールタイヤ革命”として、ヨーロッパや日本のアドベンチャーライダーから高い評価を集めています。


🏍️ STRが選ばれる5つの理由(メリット)

特徴詳細
🟩 オンロードでの静粛性と安定性ブロックタイヤなのに80km/h以上でも不安なし。直進安定性とロードノイズ低減が高評価
🟧 オフロードのトラクション性能林道・砂利道・軽度のマディでも踏ん張る。トレール車でのダート走行に◎
🟨 高シリカ配合コンパウンドウェット路面でも滑りにくく、寒冷地や雨天ツーリングにも安心
🟦 ライフ(耐久性)も長めフロント8,000~12,000km、リア6,000~10,000km目安。走り方次第ではもっと延びる
🟥 ワイルドなルックスブロックパターン+ピレリロゴで見た目にもインパクト。車体とのマッチングも良好

✍️ 実走インプレッション|オンもオフも“裏切らない走り”

■ オンロード編(峠・高速・街乗り)

  • 90〜120km/hの高速巡航でも驚くほど静か

  • ブロックパターンながら、ワインディングでの倒し込みも自然。

  • ロードノイズも控えめで、スポーツタイヤと比べても遜色ない安定感

  • 高速でのフル加速にも耐える接地感あり(特に120/70-19以上の太さでは顕著)。

■ オフロード編(林道・グラベル)

  • 林道・砂利道は圧巻のグリップ力。滑る気配がない。

  • 軽いマディや草地でも安定したトラクションを発揮。

  • テネレ700やR1250GSのような重量級でも踏ん張りが利く

  • モトクロス用途には向かないが、冒険用途としては非常にバランスが良い


⏳ タイヤ寿命・耐久性のリアル

車種前後タイヤ寿命の平均
ヤマハ テネレ700F:10,000km/R:8,000km前後
BMW R1200GSF:9,000km/R:6,500〜7,500km
ドゥカティ ムルティストラーダF:9,000km/R:6,000〜8,000km
KTM 1290 ADVF:8,000km/R:6,000km前後
※タンデム・空気圧管理・空荷か否かで大きく変動します。

💴 スコーピオンラリーSTRの価格帯(2025年版)

サイズ例価格目安(前後1本)
フロント 90/90-21約13,000〜15,000円
フロント 110/80R19約15,000〜17,000円
リア 150/70R17約18,000〜22,000円
リア 170/60R17約20,000〜25,000円
✅ Amazon・楽天・Webike・2りんかんなどで取り扱いあり。前後セット購入なら3万円台後半で揃うことも。

📏 対応サイズと主な適合アドベンチャーバイク一覧

車種フロントリア
ヤマハ テネレ70090/90-21150/70R18
ヤマハ スーパーテネレ1200110/80R19150/70R17
カワサキ ヴェルシス1000120/70R17180/55R17
カワサキ ニンジャ1000SX120/70R17190/50R17(オン寄りで非推奨)
ドゥカティ ムルティストラーダ950/1200/1260120/70R19170/60R17
KTM 790/890/1290 ADV90/90-21 or 120/70R19150/70R18 or 170/60R17
BMW R1200GS / R1250GS120/70R19170/60R17
BMW F850GS90/90-21150/70R17

🔚 結論:スコーピオンラリーSTRは“冒険”と“通勤”を両立した最強タイヤ

  • 「林道も行くけど、9割は舗装路」というライダーに最適解

  • 高速道路も安心、林道も遊べる、まさに「一粒で二度美味しい」タイヤ

  • ブロックパターンだけど攻められる、そんな矛盾を解消してくれるタイヤです